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第45回 大江山酒呑童子祭り|鬼の名を、里の名にする

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第45回 大江山酒呑童子祭り|鬼の名を、里の名にする

鬼の棲んだ山の麓で、その鬼を討った武者の行列が練り歩く。四十五回目の秋、大江の里はいまも自分たちの土地を「酒呑童子の里」と呼んでいる。

自分の土地を、そこで討たれた鬼の名で呼ぶ。そんな土地が京都の北にある。

福知山市大江町。大江山の麓にあたるこの里は、自分たちの土地を「酒呑童子の里」と呼んでいる。

鬼の名を、里の名にする

酒呑童子は、大江山に棲んだとされる鬼である。都から姫を攫い、源頼光とその家来たちに討たれた。話としてはそれだけで、鬼の側に理はない。

それでも里が選んだのは、討った頼光の名ではなく、討たれた童子の名のほうだった。祭りの会場になる大江町仏性寺には、日本の鬼の交流博物館が建っている。鬼を退治した記念館ではなく、日本じゅうの鬼を集めた館である。

討たれた側の名で土地を呼ぶ例は、ほかにもないわけではない。信州戸隠には、同じように討たれた鬼女紅葉の名が残っている。

その鬼を討った行列が、練り歩く

祭りの中心は武者行列だ。鬼退治をした源頼光をはじめとする一行が、山あいの道を進む。

頼光は、都では土蜘蛛も討っている。討たれた者の名を掲げた土地で、討った側の行列が出る——この祭りのいちばん妙なところは、たぶんそこにある。

2026年は午前9時30分から午後3時まで。鬼っ子Way踊り、大江太鼓、殺陣パフォーマンス、鬼仮装コンテスト、酒呑童子・鬼武者口上、鬼武者行列と鬼ミコシが続き、最後は福餅まきで締めくくる。日本で唯一、鬼をテーマにした祭りだという(京都府観光連盟)。

秋の山あいの道を練り歩く、鎧をつけた武者の行列と沿道の里の人びと(イメージ画)
里の道を行く武者行列。
*挿絵は当サイト制作のイメージ画で、実際の催しの写真ではありません。

負けたほうから、先に歩く

この祭りには前夜祭がある。十月十七日の夜、同じ里で大江山酒呑百鬼夜行が開かれる。提灯を提げた鬼たちが、夜の道を列になって進む。

鬼の側の夜が先で、討つ側の昼が後にくる。順番としては、負けたほうから始まる。

山はそのころ、色が変わりはじめる。

公式チラシ

第45回大江山酒呑童子祭り公式チラシ表面
第45回大江山酒呑童子祭り。主催者提供。
第45回大江山酒呑童子祭り公式チラシ裏面の事業内容とタイムスケジュール
事業内容とタイムスケジュール。主催者提供。

開催概要

  • 日程 2026年10月25日(日)
  • 時間 9時30分〜15時
  • 会場 酒呑童子の里(京都府福知山市大江町佛性寺)
  • 内容 鬼武者行列、鬼ミコシ、鬼仮装コンテスト、大江太鼓、殺陣パフォーマンス、福餅まきほか
  • 主催 大江山酒呑童子祭り実行委員会(大江まちづくり住民協議会)
  • 問い合わせ TEL 0773-56-1055
  • アクセス 京都丹後鉄道宮福線「大江」駅から市営バス(大江山の家線)約18分、「大江山の家」下車

前夜祭〈大江山酒呑百鬼夜行〉はこちら。市の案内は福知山市のお知らせにも出ています。

開催情報(京都府観光連盟)→


本ページは2026年10月6日に主催者より提供された確定チラシ、京都府観光連盟・福知山市の公式情報にもとづいています。日時・会場・内容は変更される場合がありますので、お出かけの前に公式情報をご確認ください。挿絵は当サイト制作のイメージ画で、実際の催しの写真ではありません。

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