もののけみーつけた YOKAI FOLKLORE
すべての妖怪YOKAI INDEX

日本各地に伝わる妖怪を、地域とカテゴリで記録しています。地方の地図か、下の一覧からたずねてください。

地方からさがすBY REGION
北海道 東北6 関東 中部 近畿 中国 四国 九州6 沖縄

点が灯った地方から、いま訪ねられます。各地の妖怪が見つかるたび、地図に灯りが増えていきます。

いま見つかっている妖怪ALL
ろくろ首(抜け首)の浮世絵 山梨
中部 ・ 山梨県 甲斐国の山中(小泉八雲『怪談』「ろくろ首」の舞台) ろくろ首(抜け首)ろくろくび 夜、女の首がろくろのように伸びる。あるいは胴から抜けて闇を飛ぶ——首の伸びる者と飛ぶ「抜け首」、二系統がある。八雲『怪談』は甲斐の山中の抜け首の一夜を伝える。 怪異(人が化す・抜け首/飛頭蛮の系譜)小泉八雲『怪談』「ろくろ首」(1904)/鳥山石燕『画図百鬼夜行』(PD)
アマビエの浮世絵 熊本
九州 ・ 熊本県 肥後国(現・熊本県)海中 ※出現地は諸説 アマビエあまびえ 弘化三年(一八四六)、肥後の海に夜ごと光る異形が現れた。半人半魚の「アマビエ」と名乗り、六年の豊作と疫病を告げ、「わが姿を写して人々に見せよ」と言い残した。 予言獣(豊凶と疫病を告げる海の妖怪)弘化三年の瓦版(京都大学附属図書館「新聞文庫」蔵・PD)
皿屋敷のお菊(おきく)の浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 千代田区(牛込五番町・番町皿屋敷)※播州(姫路)は別系統 皿屋敷のお菊(おきく)おきく 江戸・番町の屋敷。皿一枚を割った咎で下女お菊は井戸に身を投げた。夜ごと井戸から皿を数える声が響く——「一枚、二枚……九枚。一枚、足りぬ」。満たされぬ怨みの声。 幽霊(怨霊)馬場文耕『皿屋敷弁疑録』(1758)/葛飾北斎『百物語』「さらやしき」(PD)
鵺(ぬえ)の浮世絵 京都
近畿 ・ 京都府 京都市(清涼殿・鵺池)※骸は芦屋の鵺塚へ 鵺(ぬえ)ぬえ 平安の夜、京の御所を黒雲が覆い帝を悩ませた。雲の中にいたのは頭は猿・胴は狸・手足は虎・尾は蛇、声だけがトラツグミに似た化生。源頼政が弓で射落としたと伝わる。 化生の妖怪(合成獣・凶兆)『平家物語』巻第四「鵼」/月岡芳年・歌川国芳のPD錦絵
船幽霊(ふなゆうれい)の浮世絵 山口
中国 ・ 山口県 下関市(関門海峡・壇ノ浦沖) 船幽霊(ふなゆうれい)ふなゆうれい 時化の夜、海の上から声がする——「柄杓を貸せ」。渡せば海水を汲んで船を沈めるので、船乗りは底を抜いた柄杓を渡した。関門海峡では壇ノ浦の平家の死霊の仕業と伝わる。 海の妖怪(水死者の霊)桃山人・竹原春泉『絵本百物語』(1841)「舩幽霊」/各地の海辺の伝承
雪女(ゆきおんな)の浮世絵 新潟
中部 ・ 新潟県 越後(新潟県) 雪女(ゆきおんな)ゆきおんな 吹雪の夜、山小屋に白ずくめの美しい女が現れ、眠る者に白い息を吹きかけて凍てつかせる。けれど若い者は見逃し、「誰にも言うな」と雪へ消える。八雲『怪談』の名篇。 雪の妖怪(静かな死)小泉八雲『怪談』(1904)「雪女」/東北・北陸・信越の雪国伝承
小豆洗い(あずきあらい)の浮世絵 島根
中国 ・ 島根県 松江市(出雲) 小豆洗い(あずきあらい)あずきあらい 夜の川辺を通ると「しょきしょき」と小豆を研ぐ音がする。近づいても姿は見えない——島根・出雲の妖怪。松江には「小豆とぎ橋」が実在し、石燕の絵にも残る。 水辺の妖怪(音の怪)鳥山石燕『画図百鬼夜行』(1776)/松江「小豆とぎ橋」の伝承
鬼女紅葉(きじょもみじ)の浮世絵 長野
中部 ・ 長野県 長野市(戸隠・鬼無里) 鬼女紅葉(きじょもみじ)きじょもみじ 信濃・戸隠の山中で宴を開く、都ぶりの美女。招かれた武者・平維茂が酔って眠り、目覚めると女は角を生やした鬼に変じていた。謡曲「紅葉狩」の物語。 変化(美女と鬼のあいだ)謡曲「紅葉狩」(室町)/『北向山霊験記 戸隠山鬼女紅葉退治之伝』(1886)
牛鬼(うしおに)の浮世絵 愛媛
四国 ・ 愛媛県 宇和島市(南予・宇和海沿岸) 牛鬼(うしおに)うしおに 愛媛・宇和海に伝わる、頭は牛・首から下は鬼という異形。夜の海から人を襲うが、宇和島では巨大な牛鬼が神輿を先導し魔を祓う。襲う者が、守る者になる。 海の妖怪(襲う者/祓う者)竹原春泉『絵本百物語』(1841)ほか南予の伝承
むじな(のっぺらぼう)の浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 港区赤坂(紀伊国坂) むじな(のっぺらぼう)むじな 東京・赤坂の紀伊国坂の怪談。泣く女に声をかけると、振り向いたその顔には目も鼻も口もなかった——のっぺらぼう。逃げ込んだ蕎麦屋の主人もまた、顔がない。 化ける獣(顔のない怪)小泉八雲『怪談』(1904)所収「貉」
天狗(鞍馬天狗)の浮世絵 京都
近畿 ・ 京都府 京都市(鞍馬) 天狗(鞍馬天狗)てんぐ 京都・鞍馬山の奥、僧正ヶ谷に棲むと伝わる大天狗。赤ら顔に高い鼻、山伏の姿で神通力をふるい、牛若丸(源義経)に剣術と兵法を授けたという。 山の妖怪(山の主・武芸の師)『平治物語』『義経記』/能「鞍馬天狗」
磯女の浮世絵 熊本
九州 ・ 熊本県 天草 磯女いそおんな 熊本・天草など九州北西部の沿岸に伝わる、女の姿の海の妖怪。夜、停泊した舟の艫綱を伝って忍び込み、長い黒髪で眠る人の血を吸うという。 海の妖怪(渚の女怪・碇泊の戒め)浜田隆一『天草島民俗誌』(1932)/日文研 怪異・妖怪伝承DB
キジムナーの浮世絵 沖縄
沖縄 ・ 沖縄県 大宜味村喜如嘉 キジムナーきじむなー 沖縄のガジュマルやアコウの古木に宿る樹木の精霊。赤い髪の子どもの姿で漁の名人。魚の左目だけを食べ、気に入られた家は栄えるという。 木の妖怪(境界の番人)赤嶺政信『キジムナー考──木の精が家の神になる』(榕樹書林)ほか沖縄各地の伝承
ケンムンの浮世絵 鹿児島
九州 ・ 鹿児島県 奄美大島 ケンムンけんむん 鹿児島・奄美のガジュマルの森に棲む妖怪。子どもほどの背で全身赤い毛、頭に皿をのせ相撲を好む。木を切れば祟り、木こりを助けもする境の番人。 木の妖怪(境界の番人)名越左源太『南島雑話』(奄美市立奄美博物館所蔵)/恵原義盛『奄美のケンモン』
ガモジンの浮世絵 宮崎
九州 ・ 宮崎県 宮崎・西都 ガモジンがもじん 宮崎で「泣き止まんとガモジンが来るぞ」と子を戒めるときに呼ばれた、姿のない化け物。ガモジンとは“おばけ”そのものを指す古いことばである。 怪異(おばけの声)柳田國男「妖怪古意(おばけの声)」(青空文庫)/宮崎県総合博物館研究紀要 第三五輯(小山博・2015)
ヤンボシの浮世絵 宮崎
九州 ・ 宮崎県 日向地方 ヤンボシやんぼし 宮崎・日向の夜の山道に、人のかたちの大きな影となって立つ妖怪。名は「山伏」に由来し、子を戒める里の語りのなかに生きてきた。 怪異(影・入道)日野巌「日向地方妖恠種目」/宮崎県総合博物館研究紀要 第三五輯(小山博・2015)
山男の浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野市 山男やまおとこ 遠野の深山に棲むとされた、背の高い異人。里の女をさらう話や猟師が山中で出会う話が語られ、「神隠し」の説明とも結びついた。 山の妖怪(山人)遠野物語 第三〜七・三十一段(柳田國男・1910)
オクナイサマの浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野市 オクナイサマオクナイサマ 遠野の旧家にまつられる「家の神」。桑の木の小さな神像をまつれば家が栄え、田植えには童の姿で現れて手伝ったと伝わる。 家の神(屋内神・田の神)遠野物語 第十四・十五・七十段(柳田國男・1910)
マヨヒガの浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野 マヨヒガまよひが 山中に忽然と現れる、無人の立派な屋敷。訪れた者が器物を持ち帰れば富を得るという、遠野の隠れ里。 山の怪・隠れ里『遠野物語』より
オシラサマの浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野 オシラサマおしらさま 桑の木で作られた、馬と娘の神。人と馬がひとつ屋根の下で暮らした遠野の、哀しくも温かな養蚕の記憶。 家・養蚕の神『遠野物語』より
一反木綿の浮世絵 鹿児島
九州 ・ 鹿児島県 肝付町 一反木綿いったんもめん 鹿児島・大隅地方の夜道にあらわれる、一反ほどの白い布の妖怪。ひらひらと飛んできて、人の首や顔に巻きつくという。 怪異(布)大隅の伝承より
座敷童子の浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野市 座敷童子ざしきわらし 旧家の座敷に棲む、子どもの姿の妖怪。いる家には富がもたらされ、去ると家が傾くと伝わる。 家の妖怪『遠野物語』より
河童の浮世絵 岩手
東北 ・ 岩手県 遠野市 河童かっぱ 遠野の川に棲むといわれた水の妖怪。馬を引き込もうとして捕らえられ、二度としないと詫び証文を書いた——『遠野物語』が伝える、どこか人間くさい姿。 水の妖怪『遠野物語』より