もののけみーつけた YOKAI FOLKLORE
中国の妖怪CHUGOKU

中国地方に伝わる妖怪。県ごとにたずねられます。

岡山県3 山口県1 島根県1
件(くだん)の浮世絵 岡山
中国 ・ 岡山県 真庭市蒜山(旧・八束村/川上村/中和村) 件(くだん)くだん 牛から人の顔をした子が生まれ、数日のうちに先のことを告げて死ぬ。岡山・蒜山の三つの村では、戦後になってもまだ語られていた。 知らせにくる妖怪『岡山民俗学会会報』74号(1973)/天保七年(1836)瓦版/『密局日乗』文政二年(1819)
すねこすりの浮世絵 岡山
中国 ・ 岡山県 県南西部(旧小田郡=現・矢掛町/井原市/笠岡市/浅口市/里庄町ほか) すねこすりすねこすり 雨の降る晩、夜道を行く人の股を、犬の形をした何かがこすって通る。岡山県南西部に伝わる、絵の残らなかった妖怪。 道の怪(雨夜の獣影)佐藤清明『現行全国妖怪辞典』(1935)/岡山観光WEB(岡山県公式)ほか
ぬらりひょんの浮世絵 岡山
中国 ・ 岡山県 瀬戸内海沿岸(備讃灘・児島湾周辺) ぬらりひょんぬらりひょん 駕籠から降りる、大きな頭の老人。石燕はこの姿だけを描き、一行の説明も残さなかった。瀬戸内では海に浮かぶ玉として伝わる、掴みどころのない怪。 掴みどころのない怪(老人の図像/海に浮かぶ玉)鳥山石燕『画図百鬼夜行』(1776・PD)/佐脇嵩之『百怪図巻』(1737・PD)ほか
船幽霊(ふなゆうれい)の浮世絵 山口
中国 ・ 山口県 下関市(関門海峡・壇ノ浦沖) 船幽霊(ふなゆうれい)ふなゆうれい 時化の夜、海の上から声がする——「柄杓を貸せ」。渡せば海水を汲んで船を沈めるので、船乗りは底を抜いた柄杓を渡した。関門海峡では壇ノ浦の平家の死霊の仕業と伝わる。 海の妖怪(水死者の霊)桃山人・竹原春泉『絵本百物語』(1841)「舩幽霊」/各地の海辺の伝承
小豆洗い(あずきあらい)の浮世絵 島根
中国 ・ 島根県 松江市(出雲) 小豆洗い(あずきあらい)あずきあらい 夜の川辺を通ると「しょきしょき」と小豆を研ぐ音がする。近づいても姿は見えない——島根・出雲の妖怪。松江には「小豆とぎ橋」が実在し、石燕の絵にも残る。 水辺の妖怪(音の怪)鳥山石燕『画図百鬼夜行』(1776)/松江「小豆とぎ橋」の伝承