もののけ、みーつけた YOKAI FOLKLORE
東京都の妖怪TOKYO

東京都に伝わる妖怪。土地の暮らしと祈りが生んだ語りを記録しています。

お歯黒べったりの浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 江戸の出版文化(出現地は不詳) お歯黒べったりおはぐろべったり 古い社で伏し拝む女に声をかけると、振り向いた顔には目も鼻もなく、黒い歯を見せる大きな口だけがあった。『絵本百物語』に描かれた妖怪。 絵から出てきた妖怪桃山人『絵本百物語』「歯黒べったり」/竹原春泉斎画
提灯おばけの浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 江戸(現在の東京都) 提灯おばけちょうちんおばけ 破れた提灯に、ぎょろりと目が開き、裂け目が口になる。土地の怪談より先に、江戸の化物絵と子どもの遊びのなかで、名と姿を確かに残した妖怪。 絵から出てきた妖怪歌川芳盛『しん板化物尽し』(国際日本文化研究センター蔵)
皿屋敷のお菊(おきく)の浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 千代田区(牛込五番町・番町皿屋敷)※播州(姫路)は別系統 皿屋敷のお菊(おきく)おきく 江戸・番町の屋敷。皿一枚を割った咎で下女お菊は井戸に身を投げた。夜ごと井戸から皿を数える声が響く——「一枚、二枚……九枚。一枚、足りぬ」。満たされぬ怨みの声。 幽霊(怨霊)馬場文耕『皿屋敷弁疑録』(1758)/葛飾北斎『百物語』「さらやしき」(PD)
むじな(のっぺらぼう)の浮世絵 東京
関東 ・ 東京都 港区赤坂(紀伊国坂) むじな(のっぺらぼう)むじな 東京・赤坂の紀伊国坂の怪談。泣く女に声をかけると、振り向いたその顔には目も鼻も口もなかった——のっぺらぼう。逃げ込んだ蕎麦屋の主人もまた、顔がない。 化ける獣(顔のない怪)小泉八雲『怪談』(1904)所収「貉」